京都スタジアム


何気なく工事現場を見に行きました。

設計者や工事管理者のお話を聞きましたが、皆がステークホルダーに対して真摯に話されているのが印象的でした。

仕事って、そうだよね。そうなんだよね…今更ながら、昔を思い出す時間でした。

ほとんどがプレキャストの恩恵なのか、職人が少なくてびっくり。足場もほとんどありません。竹中工務店が伊東さんと組んだ新国立競技場の技術提案にあった従来型足場を少なくとはこういう意味だったのかなぁ…

そういえば伊東さんとは2度目のコンペの際にデザインビルドで組んでいました。このスタジアムの設計は東畑さん。ここも1度目は東畑さんが負けて、あゆもどきの関係で場所移設で取り返したとか言っていたなぁ…今の時代は、なんでもすんなりいかないものなのかもしれません。

さて、このスタジアム。屋根が亀岡の周囲の山並みに合わせてあります。よくある周辺環境との調和のようですが、スタンド部の大きな壁はやはり違和感あります。随分と高さを抑えてはいるのだと思いますが、巨大な壁であることには変わりません。

やっぱり建築ってバーチャルではなく、人間が作り出した現実するモノという感じです。
最近では、銀行もネットの時代、何が現存するモノなのか忘れてしまいそうです。そして、大手ハウスメーカーのような型式認定でモノを土地の上に置く行為、アレはバーチャルなのだとココに来て思いました。

まぁ…ヨーロッパでは家は建築物と言えるのかという文化もありますが、日本では民家も建築だと思うのですが、この感覚、”その”土地の上に建てるという感覚がハウスメーカーにはないのだと。型式通りではなかったなどという不祥事もその中の一つなのかと。

要は、建築はその土地に建つモノ。自然の不可解な中に人間が活動できる秩序が必要なモノのかもしれないです。そんなこんなで現場を後にしました。