今日はあの人、乗ってないなぁ...


何年、この時間の通勤電車に乗っているんだろう
なんて、ふと思ったら、いつも同じ人が乗っている...

もう、この電車には乗らないんだなぁと思う朝。
辞令をもらって、挨拶回りをすませると神戸に来ることもない。

いつも乗っている一番後ろの車両から何気にホームを見ると駅員さんが通り過ぎる時にお辞儀している...今まで全く気付かなかった。

そういえば、随分と人が入れ替わっている。
今日から新年度...

皆、慣れっこで特段、誰も気にしていない落ち着きがなく奇声を発する30歳くらいのお兄ちゃんを目で追っている人がいる。少しおびえている様子だけれど、この人たちも大丈夫とすぐに気付き、じきに慣れるであろう。

いまだにご丁寧に辞令が紙でもらえる会社だから、わざわざ、もらいに行かないといけない。長蛇の列にならんで待つことも、もうないのかなぁ...

丁寧なまでに感謝と励ましを言われながらも紙を受け取り、ここからは(この部署とは)赤の他人になった儀式。

建物の上の部署から挨拶をして階段を降りてくると、まだ辞令待ちで並んでいる。50人以上はいるからナカナカ終わらない様子。出向先のどこそこの方が紙が上質だとかなんとか言われながらも作り笑いをしながらまわる。

人数が多い部署なので、お世話にもなっていない人にも「お世話になりました」と心のこもっていない定型文を言うことに違和感を感じる。色んな職種の人が入り混じっているので直接的な関りがないので余計違和感がある。

そういえば、ココに来るまでは皆が同じ目標をもっていた部署だった。ある意味、村社会の組織に属していたのに、ここは混ぜっ返しの部署。

人数は多いのに孤立した組織の集まりだった。ココが寂しいと感じる会社だったんだ、と辞令をもらって挨拶中に気付くなんて、と自分に呆れながらも「お世話になりました。またよろしくお願い致します」と、ますます意味不明な挨拶を続ける。

コンビニに行くように何気く建物を出る。静かに出るけどもう二度とココには来ないかもしれないし、来てはいけない気になっていた。けれど、一歩外に出た瞬間にイイところもあった会社だったかな( ´艸`)とも。

帰りはタカラジェンヌになりたてらしき人も。子供のように中身のない話をしているので会話が入ってこない。この人たち、社会に出ると大変だろうなぁと思ってしまったが、まぁ余計なお世話であろう( ´艸`) 

不思議なもので、何も考えないと、いつも同じ道、同じ行動をとっている。自然と阪急電車と私の体が同期されたことが違和感を感じながらも家路につく。