カワサキ250TR 

道を選ばない、気負わない、気楽なスニーカーバイク

今年から、毎週乗ったカワサキ250TR..




30,40年前の雰囲気が残るバイクです。が、中華バイクから乗り換えたのでヴィンテージスタイルなだけのバイクでもなく、各部の造りは割と普通です。
アイドリングストップもついているPCXなんかとは明らかに違いますし、高性能を追求する今の大型バイクというわけでもなく...

バイクらしいスタイルと誰もが操れる等身大のパワー。1970年に発売されたトレールバイクのモチーフでありながら、今でも使える設えに。
なす型の変わった形の(空冷4サイクルSOHC2バルブ)単気筒エンジンが直立に乗っかっています。パタリロの顔というか、愛くるしい形です。




バイク自体は極力的なシンプル構成。バイクの原点ってこんなかんじなのかなぁ。70年代を知らない私にも懐かしさを感じさせる250TR


ブリッジ付きバーハンドル、タンクキャップにヘッドライトまわりのメッキパーツ。昔のデザインのグリップラバー、ウィンカー、テールランプとシンプルな中に各部にキラリと光るこだわりも感じさせます。

キーシリンダーがタンク左下にありハンドルロック一体式でないのも今ではない演出になっています。

前後サスペンションは特徴のないコンベンショナルな形。ブレーキはフロントはシングルディスク、リアはドラム。このバイク、リアのブレーキが秀逸で効き加減が素晴らしいです。フロントより効くような気がします。リアブレーキだけで減速も思い通り。このバイクに乗ってからというものリアブレーキを減速の主体にするようになりました。



細いタンクに細い車体。足つき性抜群によく、身長170cmあれば両足がべったりではないかと思います。ハンドル幅がややあるので小柄な人にはUターン時に大きく切る必要がありますが、コンパクトで足つきが良く軽量なので自転車感覚で乗れます。

さらに幅の大きめのハンドルはちょっとした悪路でもバイクを落ち着かせ安定感があります。ただキャラメルタイヤは絶対的なグリップが不足するのか、その前に使っていたTT100タイヤと比べると雨の日は安心とは言えないグリップ感。それと時速80キロ以上は得意ではないですね。

ポジションはとてもリラックスした姿勢です。動き出すとフロント19インチ、リア18インチの足回りはとてもゆったりした動き。それに単気筒の鼓動感とのんびりしたエンジン・レスポンス。

ロースペックで速さはありませんが、誰しもが全身で楽しめるバイク。逆にバイクに振り回されず、誰もが自分の力をバイクに存分にぶつけられる手の中に収まる感覚。数値勝負が気になる人には向かないバイクですが、トコトコ楽しむことは十二分にできます。

キャブのため特に電子部品など制御機器は見当たりません。このため「基本カスタムしてください」という造りです。それにメンテも基本自分でしてください。というよりコレで勉強してくださいという造りです。

シート、ヘッドライド、メーターなど簡単に外せますし、フロントダウンフェンダーが装着できるようにフォーク側に取り付けボスがついています。

カスタムを楽しんだり、普段のお出かけに普段着やジーンズというかスニーカーのように気軽に楽しめるバイクであり、大型とはまた違った良さがあるバイクです。

ネックは燃費とタンク容量。細いタンクがデザインのポイントですが正味6Lにリッター25km以下の燃費。100キロを超えると給油にいかないといけないのがストレスです。

基本、遠出は得意じゃないので、下道をトコトコ走る用という設定かと。宝塚からでは篠山や美山といった場所に行くのが適したバイクです。

維持費も安く、カスタムも自由度があります。SRやCB・SSのように先進技術やカタログスペックにとらわれない方にはバイク自体を味わえるのではないかと思います。SRと違い車検もありませんから(高性能)大型のセカンドバイクにもピッタリではないかと思います。