光の教会 設計~建設まで


涙した建築本って初めて...です






安藤忠雄さんに関する本は何冊も読んでいますが…

正直、大して面白くないんですよね。

何気なく手に取ったこの本...あらら、現実の設計の裏側が。

いやぁ、分かりやすくも設計・現場の過程を生々しく書いています...

若い設計の方に読んでほしいような内容

「自然は放置しておけば秩序を解体する方向に向かうことになっている。

 『建築』とはそんな自然に対する人間のわずかな抵抗であるのかもしれない」


「幾何学は自然に対する『理性』の象徴であり、

 『建築』が自然の生成物ではなく人間の意志を表現しているという刻印である」


読んでいる時にみた安藤建築...

商業ビルって安藤さんの良さがあまり出ないような気がします。

施主も名前で頼んだ感もあるし、機能性重視の室内に向かないような気もします

北野にある建物も正直イマイチですしね


安藤さんに頼むには、それなりの覚悟を持って頼まないと良い建物にはならない見本のような...

覚悟がないと出来た建物が困難(こんなん)になりますし。

機能性重視の空間は向かない作風でもあるけど。

見えるものしか見ない設計者ばかりの中で、見えないものを見ようとする安藤忠雄というところでしょうか

木を残せ...と、言うのも今では反対しずらいですよね。平和を守れと言うのと一緒で理屈じゃなく賛成するしかないけど、木を守るのも、平和を守るのも簡単じゃないなーと...


でも、この本、施工会社が泣かせますよね...

東京五輪のお金の問題について安藤さんがゼネコンに言っていたことは

光の教会を施工した建設社長を感じながらも言っていたのかなぁ…と。