規制を緩和する方が、規制するより難しい?



以前、あるコンサルの人に言われたセリフ

「法律だけ変わっても、(実務は)何にも、でけん。ガイドラインや何んやが、でんとな」

と、言われた。

確かに。

そー思う。誰しもが経験していることでもあると思う。

届け出だって、自由様式なんて言われるのが一番キツイ。

告示見たって、「はぁー」っても、あるしね。



それに、そもそも、明確なガイドラインや通知に事務連なんて出してないのもある。

例えば、建築基準法には「免除(適用の除外・第三条)」として、文化財保護法の規定によつて国宝、重要文化財、・・・として指定された建築物とある。

で、ココだけ読めば、文化財の指定を受ければ(建築基準法が)免除か・・・と思ってしまう。


けど、どーも、全面免除になるわけでもない。

何かを外そうと思ったら、同等の性能を求められる。しかも建築審査会で。そんな、どこに書いてあるの的に思う方がおかしい?

それに、指定(重文)でも、市の条例が弱い地区だと、免除にさえならない場合もある。えっ、そーなの?


過去の積み上げ事例で判断されるので、どーなるのかサッパリ。まぁ常識で勝負しかない。

政令や、ガイドラインや、なんやって、規制する方が簡単で、ある意味ルールをハッキリしてもらいたいから増えていく。

グレーを消そうと、思えば思うほど、増える。

「規制緩和!」って、言ってるけど、増やすより、減らす方が難しい。

橋本前市長が、建築基準法に教室の「室内高さ3m」を規制の象徴のように文句言ってたことがある。

確かに、そーだ。なんで「3Mなんだ」と誰しもが「民に任せるべし!」と思う。

そう、最適な高さを設定すれば良いんだ。民(コンサル・設計事務所)が。

この一つ。たった一つ。出来そうで、出来ないとは言わないが難しい。

色々な調査を経て、決める必要がある。が調査なんてもんより、まずコスト(お金)だよね。

学生が窮屈かどうかなんて、授業がどんなものかを調べるより、予算(カネ)だよね。

法律って、便利なモノで、書いてあると基礎費用なので、コスト縮減からまず外される。

そんなこんなで、法律自体なくして、コンサルで「全てを自由に決定出来る」として喜ぶ人って一握りだよね。

構造計算自由ってもキツイ。適切に設定して、社会や施主に納得させられる人って少ない。

まぁ・・・それでも良いような気もする。世が乱世というか、大合併時代の幕開けになるかもしれないけど。

人口減に、空き屋問題、低経済成長、全てにおいて厳しい時代。逆に徹底的に緩和したら、どーなるんだろう。

建築基準法廃止、基本の法だけにして、役所が廃止になったら、どーなるんだろう。

将来の事を考えると、意外に、それぐらいで、ちょうどいいのかも・・・