西宮神社
福の神のえびす様をおまつりする総本社。地元では「えべっさん」と呼ばれています。
三連春日造(さんれんかすがづくり)の国宝の本殿は、徳川家綱(四代目)の寄進で建てられたとされています。
今の本殿は空襲により戦後に建て替えられたものですが、桧皮葺から銅板葺に変わった他は、大体が元通りに復原したようです。
本殿一帯の境内えびすの森は、兵庫県指定の天然記念物となっています。土曜日の朝の10時に神職さんがぞろぞろと境内に集まり朝のお勤めをされていました。
いや~これほど良い神社とは最近まで気づきませんでした。朝の散歩には厳かで落ち着きます。一眼レフを持ってくれば良かったっっiPhoneではやっぱちょっとっね。
この西宮神社、毎年1月9・10・11日の十日えびすが一番有名と思います。「商売繁盛で笹もってこい」というやつです。商売人の息子として生まれた私は小さいときに父親に無理やり連れられ、当時で何万円もするヘンなモノを買う父親を怪訝に思ったものでした。
えびす様こそ商売繁盛の福の神として、父親は信仰を集めていたのでしょうが、それ以来神様はあまり信用しない私かもしれません。
で、西宮神社のえびす様の正体の蛭子(ヒルコ)は、イザナギとイザナミの結婚によって最初の子として生まれました。が、体が不自由だったことから葦舟に乗せて海に流し捨てられた(古事記)とされています。
海に流され、摂津国の西の浦(兵庫県西宮市)の海岸に漂着。土地の人々は、拾った蛭子(ヒルコ)命を大事に育てて、夷三郎殿と呼び、後に夷三郎大明神、戎大神として祀られ、えびす神・海の神様として信仰されるようになりました。
その海の神様だった「えびす様」。有名になったのは、神社専属の人形操りを特技とする傀儡師の集団が、えびす様のを全国に宣伝したからと言われています。
人形操りは幕末の頃には廃れたそうですが、大阪の文楽や淡路島の人形浄瑠璃の形で今も残っていると言われています。