夏旅 金沢21世紀美術館
私は妹島和世嫌いである。
講演会(再春館製薬の新人賞)を聞きに行った時もボソボソ喋る姿に、高橋晶子と違い 陰 がある感じが、新人のクセに(大阪的には声張れやと思い)魅力を感じなかった。
攻めすぎたデザインに機能のなさそうな大学の作りなど、ネガな色眼鏡で見てきた妹島和世。不思議と嫉妬でもない…つかみどころのない感情。
会社にも天才肌の女性がいたが、問題だらけの建物の作り手でもあった。彼女は普通に作らないからね。
フツーって先輩方の苦労の結晶。あっさり無視する姿勢が、抜群のデザインを生んでいるとも思った…私は数少ない理解者の一人であったが、本音はちょっと素直には認められない存在だった…
平凡しかナイ私には…そいつと(私の中では)被るところもあるんだよね。妹島和世は……
伊東嫌いでもある私には軽いケンチクが嫌いなのだ。かといって重いのも受け止められない。ごくごくフツーの私。
この美術館は建物自体は大した魅力を感じない。が、展示作品は面白い。と、いうことは建物が良いからなのか……
皆が絶賛するプール、空間にちょっとしかない作品…金沢の七不思議も面白かった。
サインが全く分からない、迷った逆走者と鉢合わせになる、その手のことには細心の注意をする私も逆走していた…
導線が全く美術館としてはデタラメだが、空間は良いね。う〜ん、妹島和世の人柄イメージでもあるのかこの建物?
古くて新しい油圧エレベーターは小さい子供には大人気。閉じ込められたカゴのようで、水曜スペシャルでホオジロザメを撮影するスタッフに見えなくもないが、他にはないエレベーターではある。手摺にボタンを付けるとかアホなのかと思う面白さがある。
ここは一度行けば建物自体は十分だが、一度は行かないと変に?プレッシャーの感じるケンチクでもあった。
兼六園の隣に丸く作るとは大胆ナ。金沢の地図に丸か……大胆無礼な。それが、さすが妹島和世でもあるのだが。
利家もさぞかし驚いたであろう…いや戦国武将だから何をしても驚かないかもしれないけど。
まぁ私のとっての利家は(大河ドラマの影響で)唐沢寿明であるが…「イオ・光」が、よほどのモノなので 『お~マルか!』 程度 の感想であるかもしれないが…
観光コースは、美術館の後に兼六園、近江町市場、東山茶屋(ヒガシ)で1日コース。気候の良い時期に電車で来るのがお勧めかもしれない。