夏休み読書

どんどん…本ブログを初めた趣旨から外れていっています…来月もかなり。

9月には、元に戻したいと思っています。


日本人はどう住まうべきか
『養老孟司・隈研吾』座談の書

隈研吾は一貫して、『だましだまし』論を展開していました。
『だましだまし設計する』『だましだまし生きる』
そこにはその現場、その現場の実情、しがらみとの工夫も感じます。

そこには、今の一律的なものの考え方、一定の解、秩序を要求している現在の官システムへの批判がある。
実態はバラバラ、無秩序があるものをないことにする。不具合は現場に押しつける体制への批判。

サラリーマンには現場がない。脳化社会への批判、ノーリスク社会への批判も含まれている。
サラリーマンには、共倒れの思想がない。光も夢もない人に立ち向かう発想がない。

全国一律、統一の考えを求めている。国の設計料も統一。良い仕事も悪い仕事も均一。
この思想が、不適合者が業界から去らないことへの批判にもなっている。

都市は秩序と整理の中にいる。

隈研吾は、建築を設計することの宿命とは『その場に異物を投げ込むこと』と定義している。
『都市のにぎわい』。にぎわいって何だ。